おいしい卵の通販販売は九州産落水正商店の安全でおいしい卵

先代は昔、庭先で鶏を飼っていました。「あの鶏が産んだ、おいしい卵をもう一度味わいたい」「お客さまにも、あのおいしい味を提供したい」そう思ったのだそうです。黄身にコクと甘みがあり、卵かけごはんがおいしい卵。けど、どこの養鶏場を見まわしても、残念ながらそんな卵は見当たりませんでした。

当時、私たちが手がけていたのは卵販売のみでしたから、養鶏場から卵を仕入れなくてはいけません。でも、どこの養鶏場もコスト重視。安い飼料で安定的に卵を産ませ利益をとる。皆さん、生活がかかっているのですから、当たり前です。当社にとっても、品質の高い卵を作るのは、リスクの高いことでした。

でも、長年お客さまに直接販売してきた当社にとって、お客さまが喜んでくださることが第一。当社の卵は昔から「落水の卵なら間違いない」と言われていました。それは、ヒビ卵や汚卵を入れていないこと、重量が正確であること。
スーパーで「落水の卵は売れ残らない」というジンクスまであったのです。

そこで養鶏場をもつことを決意。「庭先で飼っていた鶏が産んだおいしい卵」を作るための挑戦が始まりました。1983年のことでした。

おいしい卵を産んでもらうためには、鶏の身体に良く、おいしい飼料を食べてもらわなくてはいけません。そこでまず、飼料メーカーとの共同研究からスタートしました。たとえば、魚粉一つでもランクの高いものを使用。

一般的に使用されている調整魚粉ではなく、天然ものを採用することにより、もちろんコストは高くなります。また、お客さまの健康のことも第一に考え、
「若返りのビタミン」ともいわれる「ビタミンEの含有量10倍！」を目指していましたので、開発にはそれなりの時間がかかりました。

「ビタミンEが普通卵の10倍」というのは、人にとっても鶏にとってもいい。
それ以上だと鶏に負担がかかり、他の栄養素とのバランスが悪くなる。逆に、それ以下だと、ビタミンＥの効果が現れにくいと言われていたのです。

鶏は「赤玉鶏の王者」とも呼ばれている「ボリスブラウン」種を選びました。
この鶏が産むおいしい卵は、殻の色も濃く、黄身や白身の張りも十分。当社が導入した当時、日本でのシェアはまだ10％ほど、もちろん「長崎初」でしたがその卵のおいしさが認められ、現在では約80％にもなるそうです。

数年もの開発期間を経て、ついに30数種類の素材を配合したオリジナル飼料が完成。自然の恵みを受けて育つことから、先代が「太陽卵」と名付けました。

厚くて硬い、濃い赤色の殻。こんこんと割り入れると、弾力があって、まるで「ぷるん」と音を立てるかのよう。しかも、とろりと流れ込む甘さ、安定感のある大らかな味わい。その味は、まさに先代が思い描いていたものでした。

太陽卵誕生からおよそ40年。いまでは全国のお客さまから、お喜びいただけるようになりました。「届いたばかりなのに、すぐに注文したくなる」「人にも自信もってすすめられる」と言っていただけるのは、本当にありがたいこと。

世の中には、あふれるほど卵があります。でも先代が「あの庭先の鶏が産んだおいしい卵が食べたい」と恋い焦がれたように、落水正商店の「太陽卵」が、お客さまにとって「あの卵でなければ」と思っていただける卵でありたい。
そう願って、日々おいしい卵づくりに励んでいます。まずは卵かけごはんで、お召し上がりください。きっと「これまで食べてきた卵とは違う」と実感していただけるはずです。