みなさん、こんにちは！
卵のネット販売の店長をしております、岩と申します。

コレステロールと聞くと、生活習慣病の原因。
という悪いイメージを思い浮かべる方が多いのでは？

健康診断でコレステロール値が高いことを知り、
卵は１日１個までと食事制限した方もいるでしょう。

悪者扱いを受けてきたコレステロールですが、
最近、近年の研究によって見直されてきています。
きっかけになったのは、2015年のとある発表でした。

今までは動脈硬化や心筋梗塞を引き起こすとして、
コレステロール摂取の制限が必要とされていました。

ところが、アメリカ医師など専門家の諮問委員会が、
コレステロールの摂取制限は必要ないとの内容を、
報告書にまとめて正式に公表しました。

というのも、生活習慣病を引き起こすコレステロールは、
そのほとんどが肝臓で作られるものと分かったため、
食べ物からの摂取制限は必要ないとされたのです。

そもそも、敵対視されてきたコレステロールですが、
生きていく上で、欠かすことのできない栄養素の一つ。
健康を保つ重要な成分の材料として活躍してくれています。

• ・約60兆個ある細胞膜を構成する成分
• ・副腎皮質ホルモンや性ホルモンの材料
• ・脂肪を消化するときに必要な胆汁酸の材料

赤ちゃん用の粉ミルクにもコレステロールが、
実は、加えられていることをご存じでしょうか？
いかに健康にとって大切な栄養なのか分かりますね。

ただし、コレステロールには善玉と悪玉があり、
悪玉コレステロールが多い場合は、注意が必要です。

悪玉コレステロール（LDL）の主な仕事は、
全身の各細胞に、コレステロールを運ぶこと。
一方、善玉コレステロール（HDL）の役割として、
余分なコレステロールを肝臓へと運ぶ働きをします

悪玉＝運び屋、善玉＝回収屋と考えると、
それぞれの特徴が分かりやすいですね！

つまり、悪玉が増えたり善玉が減ったりすると、
体内のコレステロールが増えるため、
血液がドロドロ状態になりやすくなってしまうのです。

悪玉は140mg以下、善玉は40mg以上が理想です。
女性の場合は、更年期に悪玉が増える傾向にあるため、
特に注意して過ごすようにしてください。

なお、コレステロールのバランスを十分に整えるには、
悪玉コレステロールを増やす原因となる肉食を控え、
適度な運動をするように心がけましょう。

また、海藻類には悪玉を排出する働きがあるため、
食生活の中にうまく取り入れることがオススメ。

必要なコレステロールのうち、約70％は、
肝臓などの体内で合成され、残りの約30％は、
食べ物から摂取するという仕組みになっています。

食事から摂るコレステロールが多い場合は、
肝臓で作られるコレステロール量が自動的に減り、
逆に食べ物から十分なコレステロールが摂れなければ、
肝臓内でのコレステロール合成量が増えます。

コレステロール含有量が多いといって、
卵を無理に摂取制限する必要はありません！
むしろ、卵は「完全栄養食品」と呼ばれるほど、
栄養バランスに優れた理想的な食品の一つなんです。

ぜひ毎日の食生活においしい太陽卵を取り入れて、
健康的な身体を保つようにしてくださいね！